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グラオナの旅

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Posted by グラオナ最高 on  | 

132 改造・リッピングgif画 構想⑤  〜 動く背景 サンプル・今野杏南♡ (グラフィック画・スケッチ画追加版)〜

annaKKKKKKKKKK02_20141211211655e1c.gif
改造画ーグラフィック2(部屋の模様替え)

annaKKKKKKKKK02.gif
改造画ーグラフィック1(試しに作ってみました)

annaKKKKKKK02.gif
改造画ースケッチ

追記

ラフですが、
上のグラフィック画とスケッチ画は、試しにPhotoshopにて作成してみました。
枕上部に丸窓を開け、空の画像を最後部レイヤに置いてます。
背景の動きをわかりやすくするため、
空画像を固定し、室内画を拡縮して動かしています。

グラフィック画の方は、背景の動きがよくわかるように、
構造を2重にして、丸窓が最終的に1つに重なるようになってます。
そして丸窓が重なっていくにつれ、
外部から入ってくる光が、どんどん強くなっていく仕組みにしました。

グラフィック画2は、さらに室内装飾を施しました。
本来はちゃんと図面を描いて、3Dモデルを1つ作っておけば、
色んな視点からの撮影が可能になるのですが、
今回は、パースの作図法に従って絵を描き、多層構造にして、
3次元空間ぽく見せているだけです。
コンピューター内の仮想空間に、実際奥行きがある訳ではありません。
絵を動かすことによって奥行きを錯覚させる「だまし絵」の応用です。

annaKKK02.gif
改造画1−1(対象と背景を共に縮小)

前回の「改造・リッピングgif画構想④」において、対象と背景の分離を試みました。
しかし、この分離によって、問題が発生するということを告白せねばなりません。
それは、対象と背景の「乖離(かいり)」現象です。

「乖離」という言葉はあまり聞きなれないでしょう?

「本来は密接に関係するべき2つの存在・事象・概念・数値が、
 疎遠な状態になっていること、またはその状態を指す」


Wikipediaには、このような説明が付されていました。
これは、本来仲良しこよしであった2つのものが段々離れていって、
最終的に全く無関係にお互い独立した状態になってしまう、ということです。

annaKK02_2014120508594182a.gif
改造画1−2(対象のみが後方に動く不自然なシーン)

ただ、こうやって説明を追加していっても、益々わかりにくくなるだけなので、
例題をあげて説明します。

Case A

①:透明のコップに入った水があるとします。
  水はコップに注がれているわけですから、コップの形に合わせた形をしています。
  この場合、両者には「関連性」があるということ。
  水はコップがなければ、その形を維持するこができず、
  広がってバラバラになってしまいますから。

②:しかしその水が、コップから一人でに飛び出して、
  しかもコップによって作られたその形を、
  そのまま維持しているような現象が目の前でもし起きたら?

  その水は、先ほどまでコップの中にあった、という記憶がある以上、
  その形を維持している以上、まだコップとの「関連性」が「ある」と我々は思うでしょう。
  
③:しかし、その水が形を変え、コップとはなんの関係もないような形に変位していったら?
  それでも、先ほどまで、コップの形をしていたという記憶がある以上、
  まだコップとの「関連性」は「残っている」と我々は思うでしょう。
  
④:しかし、その水の塊がバラバラになって細かく分裂してしまったら?
  四方八方に飛び散っていってしまたら?
  もちろん、かつてコップの中にあったという記憶を我々が有してる以上、
  我々はコップとの「関連性」が「あった」と思い続けるでしょう。

しかし、それは観察者の記憶の中にあるだけ。
いずれは忘れ去られていきます。
そして、水とコップの間の「関連性」は完全になくなってしまいます。
これが「乖離」という現象ではないか?と私は思います。

annaK02.gif
原画1

Case B

⑤:上記の過程を目撃していた者の前に、
  その過程を知らない第3者が現れた場合はいかかでしょうか?
  その第3者は、バラバラに飛び散っていった細かい水の粒を見て、
  置かれているコップとの間に「関連性」あると思うでしょうか?

⑥:その過程を目撃した我々は、その第3者にかつてそうであったことを説明しまできます。
  説明によって、その第3者は両者の「関連性」を知ることができます。
  しかし、その過程を目撃したわけではないので、
  第3者はその説明内容を、ただ伝達事項として頭の中で論理的に理解しているに過ぎません。
  そして、現実に広がる光景には、もはやコップと水との「関連性」は見られません。
  説明内容と現実の光景は全く違います。

この第3者にとって、コップと水の間には「関連性」などないのです。
この第3者にとって、コップと水は全く別々のモノ。
このケースには、「乖離」という言葉は当てはまらないと私は思います。

paruKKKK13.gif
改造画2−1

この種の問答は専門家ではないので(一体なんの専門なんでしょうかね?)
これが的を得た説明と言えるかどうかわかりませんが、
私が抱く「乖離」という言葉のイメージは、
「徐々離れていく」
「関係が薄くなっていく」
「最初は仲良しだったのに段々疎遠になっていく」
「最終的に無関係な存在になってしまう」
「ああ........気がついたらこんふうになってた」
「これ最初と全然違うな」
「知らない奴に見せても、ぜってーわかんねーな」
といった感じなんですね。

つまり「乖離」とは、ただ全く無関係な別々の2つのものを指すのではなく、
初めは密接に関係していながら、段々と離れ移り変わっていく
「現象そのもの」「プロセスの総体」を指すのではないかと思います。

「乖離」とは、互いに「関連性」を有している(ところを目撃している)
とういところからスタートしていなければなりません。

コップと水の間にあった因果関係を知らない=目撃していない者にとって、
両者は最初から独立した、全く別々な無関係なものであって、
この第3者が体験した状況においては、「乖離」という言葉すら当てはまらないのです。

※ この第3者の存在は、説明上不要かもしれません。
   しかし、この「乖離」という概念と、
「単に別々なもの」との「違い」を理解しやすくするためには、
 違う状況を経験する2種類の観察者の認識の差を比較する必要がありました。

paruKKK13.gif
改造画2−2

脱線しすぎないうちに、話を元に戻しますと(笑)

「改造・リッピングgif画構想④」において、

「対象(人物)=動くもの」
「背景=動かないもの」

として作業進めていくのが良い、と申しました。

しかし、実際に対象を捉えるカメラは、
対象を拡大して撮影したり、縮小(以後「拡縮」と表記)して撮影したりします。
それに伴って、もちろん背景も拡縮されます。当たり前です。
さらに言うなら、左右に上下に動きます。手ぶれもあるでしょう。

しかし、構想④の方法によって作業を進めていくと、
数ある画像から、1つの背景を選び出し、対象を切り抜いて、白抜き部分を埋め合わせ、
その1枚のみを「バック」として使用しますから、
対象が拡縮していったときに、
その1枚との間にどうしてもサイズのズレが生じてしまいます。
対象のサイズは変化するのに、
背景のサイズは「そのまま」変わらないということです。

annaK13_20141209160253e49.gif
原画2

原画1と改造画1−2を比較してみてください(原画2と改造画2−2も同様です)
原画は、どこかの寝室で、騎◯位っぽいポーズを取った杏南さんを、
カメラが段々と後方へ引いくように撮影されています。
当然、後ろにある背景も対象と同様に、カメラの引きに従って縮小していきます。

ところが、改造画1−2(改造画2−2)では、
杏南さんのみが、縮小していって、背景はそのままのサイズ。
これだと、まるで寝室の絵が描かれた壁をバックに、
お馬さんパコパコ♡しながら「お相手♡」とともに台車に乗って、
後方移動していくかのように見えます。

こんな不自然な状況はまず考えられませえん(笑)
また、このようなマニアックなプレイも聞いたことがありません(笑)
こういった不自然な状況は、鑑賞者に必ず違和感を残します。

maiKK14.gif
前期改造時(ベッドは固定)

つまり、杏南さんさんは寝室にいるようには見えないのです。
壁紙をバックに撮影しているか、どこか別の場所で撮影して、後から別の背景を合成した、
そんなふうに見えてしまうのです。

原画を見て編集をした私は、
これが寝室において撮影されたシーンであることを知っています。
今、原画を見ているみなさんもそのことを知っています。

しかし、私がもしこの原画をみなさんに提示しなかったら?
おそらくみなさんは、上述のような印象を抱くのではないでしょうか?
対象と背景の「関連性」を知らないとこになりますから。

この「絵」を作り始めた時は私も気づきませんでした。
しかし、作業を進めていくうちに、拡縮していく対象を編集しているうちに、
対象と背景のサイズに、徐々に「差」が出てくることに気づきました。
また作業を進めれば進めるほど、その「差」はより大きくなるであろことを。

maiKK14_201412050808437b0.gif
後期改造時(ベッドが振動)

つまり、この時点で「乖離」現象はすでに始まっていたということです。
初めは気付かないんですが、作業を進めていくうちにだんだん雲行きが怪しくなり、
「最後はやっぱり」といった感じで、
見事に対象と背景の、原画にはあったはずの「一体感」が喪失しているのです。
動画にして連続で見ると、その傾向はより顕著になります。

ならばせめて、背景を対象の拡縮に合わせて、
同様に拡縮しなければならないということです(改造画1−1、2−1)

※ 改造画3は、「乖離」現象が最も顕著に現れた失敗作です。
   ベッドと人物が完全に無関係な状態に見えます。
   別々の場所で撮影して合成した、そんな印象が拭えません。
   成功例との比較がしやすいので、今回あえて掲載させて頂きました。
   ちなみに、対象を切り抜いて、白抜きになった部分を埋めていくという編集を、
   すべての画像に施せば、この問題は解決するのですが、
   それは、膨大な作業量になるばかりか、
   埋め合わせ部分の背景を、画像間で滑らかに繋いでいくということが、
   ほぼ不可能になります。
   これは、埋め合わせ、つまりコピースタンプツールによる「塗りつぶし」作業を、
   すべての画像において、色、明るさ、位置、彩度等々
   寸分の狂いもなく全く同じようにピタリと一致させなければ、
 動画で繋いでみた時に、変なズレやチラつきが出てしまうということです。
 画像間での拡縮の度合いも計算にいれて行わなければなりません。
 こんなことは絶対に無理です。神技に近いです(笑)

annaKK05.gif
改造画3(乖離が最も激しい失敗作です)

そして問題が、もう一つあります。

前回の「改造・リッピングgif画集❶」に掲載された、
西田枚麻衣さんの正◯位のgif画ですが、現在掲載されているものは、
最初に提示したものと違って、少し改良を加えたものです。
最初に掲載した画は、西田さんの体を支えるベッドに全く変化がありませんでした。
(前期改造画)

しかし、背景といっても、自然の風景や建築物と違い、
対象の体を支えるベッドは、対象の運動によって負荷を受けるのであれば、
なんらかのリアクションがあるはずです。
しかもこの場合、簡易ベッドですから、構造が簡素な上に、通常のベッドに比べ軽いので、
ベッド全体が揺れ動いても不思議ではありません。
ですから、体が上下左右する動きに合わせて、少し揺れを加えてみました。
(後期改造画)

annaK05.gif
原画3

つまりこの場合は、対象と背景との間に、
もう一つ「中間領域」を設けねばならないのです。
上述の例題で言いますと、Case2ー⑤における、
第3者への経緯の「説明=伝達=中継」がこの「中間領域」にあたります。

準背景、準対象とでもいいましょうか、
対象のように活発には動きませんが、背景のように「完全固定」ではない、
対象の動きに合わせ、なおかつ対象とは「違うスピード」で動く、
対象と背景の「狭間」に挿入され、両者を分かちながら連絡する役目を担う、
「ミドルエリア」が必要ということ。

「対象 → 準背景(準対象) → 背景」

という新たな構成が成り立ちます。

今後のgif画製作は、このような視点も考慮に入れながら、
作業を進めねば、「絵」のリアルさは増していかないでしょう。

「精度を高める」というのは、こういうことなんです。
そして、これが「乖離」現象を考察していって得られた、今回の成果であります。

annaKKK03.gif
改造画4−1(対象とともにベッドも動く)

この点を考慮に入れ、
改造画1−1、2−1より、もう1歩先へ進めて作成されたのが改造画4−1です

原画4を見ると、杏南さんの微妙な揺れと体の圧力に合わせて、
ベッドが若干膨らんだり、凹んだりしています。
簡易ベッドと違って、ダブルの重たいベッドでしょうから、
対象の動きによって生ずる負荷はわずかですが、
それでも全く影響がないわけではありません。

改造画4−2は対象がクローズアップされるに従って、
背景となるベッドも拡大させておりますが、ベッドにかかる「負荷」を表現しておりません。
見ようによっては、石の壁に描かれた、なにかの絵画にもたれかっかって、
杏南さんが変なダンスをしているシーンにも見えます(笑)

annaKK03.gif
改造画4−2(背景を対象と一緒にクローズアップ ベッドは動かない)

それに対して、改造画4−1は、ベッドのクローズアップに加え、
ベッドを振動させ、わずかですがベッドに「膨らみ」と「収縮」を与えています。
これでも、原画2と比べると不自然さが残りますが、
正◯位時の激しい運動量を考えると、
このくらいの振動があったほうが、より迫力が出るような気がしました。

「絵」によっては、対象と背景を分離しないほうがいいこともあるでしょう。
しかし、対象と背景の分離を行うと、
対象の部位1つ1つを改造しやすくなるという利点がある以上、
やはり、この方向で精度を高めていくほうが、
今後のgif製作にも有益であると思いましたゆえ、
今回もその方向で作業を進めさせていただきました。

annaK03.gif
原画4(対象ととものベッドがわずかに揺れ動く)

関連記事

Category : 背景と人物
Tag : 今野杏南
Posted by グラオナ最高 on  | 4 comments

-4 Comments

グラオナ最高 says..."Re: タイトルなし"
> GIFって色んなことできるんすね!
> 面白いっす!

コメントありがとうございます!
毎日毎日こんなことばっかやってま〜す♡
ハマるとやめられません♡
2014.12.11 22:57 | URL | #- [edit]
柏木ヌキ says...""
GIFって色んなことできるんすね!
面白いっす!
2014.12.11 21:54 | URL | #- [edit]
グラオナ最高 says..."Re: タイトルなし"
> 面白い考察と図式ですね!
> 「中間領域」「準〜」なんて言葉は、
> 物事の有り様を「現象」として捉えていなければ出てこない言葉だと思います。
> この図式が高密度化してさらに多くの言葉が挿入されていくと、動画もリアルさが増していくんでしょうか?
> 勉強になりますよ!


本日もコメントありがとうございます。

ご指摘の通りです!
対象=人物を「スタート」と考えて、背景を「ゴール」とするなら、
この2つを繋ぐ道筋に、どれだけ「中間領域=言葉」を増やせるかで「絵」の精度が左右されます。

対象:背景

と、明確に分離してしまった両者(「両端」と言ってもいいかもしれません)に、
いかなる「ブリッジ」を掛けて連絡していくか?
本記事の争点及び今後の課題はそこにあります。
2014.12.10 01:15 | URL | #- [edit]
わしのジョ〜 says...""
面白い考察と図式ですね!
「中間領域」「準〜」なんて言葉は、
物事の有り様を「現象」として捉えていなければ出てこない言葉だと思います。
この図式が高密度化してさらに多くの言葉が挿入されていくと、動画もリアルさが増していくんでしょうか?
勉強になりますよ!
2014.12.10 00:57 | URL | #- [edit]

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132 改造・リッピングgif画 構想⑤  〜 動く背景 サンプル・今野杏南♡ (グラフィック画・スケッチ画追加版)〜

annaKKKKKKKKKK02_20141211211655e1c.gif
改造画ーグラフィック2(部屋の模様替え)

annaKKKKKKKKK02.gif
改造画ーグラフィック1(試しに作ってみました)

annaKKKKKKK02.gif
改造画ースケッチ

追記

ラフですが、
上のグラフィック画とスケッチ画は、試しにPhotoshopにて作成してみました。
枕上部に丸窓を開け、空の画像を最後部レイヤに置いてます。
背景の動きをわかりやすくするため、
空画像を固定し、室内画を拡縮して動かしています。

グラフィック画の方は、背景の動きがよくわかるように、
構造を2重にして、丸窓が最終的に1つに重なるようになってます。
そして丸窓が重なっていくにつれ、
外部から入ってくる光が、どんどん強くなっていく仕組みにしました。

グラフィック画2は、さらに室内装飾を施しました。
本来はちゃんと図面を描いて、3Dモデルを1つ作っておけば、
色んな視点からの撮影が可能になるのですが、
今回は、パースの作図法に従って絵を描き、多層構造にして、
3次元空間ぽく見せているだけです。
コンピューター内の仮想空間に、実際奥行きがある訳ではありません。
絵を動かすことによって奥行きを錯覚させる「だまし絵」の応用です。

annaKKK02.gif
改造画1−1(対象と背景を共に縮小)

前回の「改造・リッピングgif画構想④」において、対象と背景の分離を試みました。
しかし、この分離によって、問題が発生するということを告白せねばなりません。
それは、対象と背景の「乖離(かいり)」現象です。

「乖離」という言葉はあまり聞きなれないでしょう?

「本来は密接に関係するべき2つの存在・事象・概念・数値が、
 疎遠な状態になっていること、またはその状態を指す」


Wikipediaには、このような説明が付されていました。
これは、本来仲良しこよしであった2つのものが段々離れていって、
最終的に全く無関係にお互い独立した状態になってしまう、ということです。

annaKK02_2014120508594182a.gif
改造画1−2(対象のみが後方に動く不自然なシーン)

ただ、こうやって説明を追加していっても、益々わかりにくくなるだけなので、
例題をあげて説明します。

Case A

①:透明のコップに入った水があるとします。
  水はコップに注がれているわけですから、コップの形に合わせた形をしています。
  この場合、両者には「関連性」があるということ。
  水はコップがなければ、その形を維持するこができず、
  広がってバラバラになってしまいますから。

②:しかしその水が、コップから一人でに飛び出して、
  しかもコップによって作られたその形を、
  そのまま維持しているような現象が目の前でもし起きたら?

  その水は、先ほどまでコップの中にあった、という記憶がある以上、
  その形を維持している以上、まだコップとの「関連性」が「ある」と我々は思うでしょう。
  
③:しかし、その水が形を変え、コップとはなんの関係もないような形に変位していったら?
  それでも、先ほどまで、コップの形をしていたという記憶がある以上、
  まだコップとの「関連性」は「残っている」と我々は思うでしょう。
  
④:しかし、その水の塊がバラバラになって細かく分裂してしまったら?
  四方八方に飛び散っていってしまたら?
  もちろん、かつてコップの中にあったという記憶を我々が有してる以上、
  我々はコップとの「関連性」が「あった」と思い続けるでしょう。

しかし、それは観察者の記憶の中にあるだけ。
いずれは忘れ去られていきます。
そして、水とコップの間の「関連性」は完全になくなってしまいます。
これが「乖離」という現象ではないか?と私は思います。

annaK02.gif
原画1

Case B

⑤:上記の過程を目撃していた者の前に、
  その過程を知らない第3者が現れた場合はいかかでしょうか?
  その第3者は、バラバラに飛び散っていった細かい水の粒を見て、
  置かれているコップとの間に「関連性」あると思うでしょうか?

⑥:その過程を目撃した我々は、その第3者にかつてそうであったことを説明しまできます。
  説明によって、その第3者は両者の「関連性」を知ることができます。
  しかし、その過程を目撃したわけではないので、
  第3者はその説明内容を、ただ伝達事項として頭の中で論理的に理解しているに過ぎません。
  そして、現実に広がる光景には、もはやコップと水との「関連性」は見られません。
  説明内容と現実の光景は全く違います。

この第3者にとって、コップと水の間には「関連性」などないのです。
この第3者にとって、コップと水は全く別々のモノ。
このケースには、「乖離」という言葉は当てはまらないと私は思います。

paruKKKK13.gif
改造画2−1

この種の問答は専門家ではないので(一体なんの専門なんでしょうかね?)
これが的を得た説明と言えるかどうかわかりませんが、
私が抱く「乖離」という言葉のイメージは、
「徐々離れていく」
「関係が薄くなっていく」
「最初は仲良しだったのに段々疎遠になっていく」
「最終的に無関係な存在になってしまう」
「ああ........気がついたらこんふうになってた」
「これ最初と全然違うな」
「知らない奴に見せても、ぜってーわかんねーな」
といった感じなんですね。

つまり「乖離」とは、ただ全く無関係な別々の2つのものを指すのではなく、
初めは密接に関係していながら、段々と離れ移り変わっていく
「現象そのもの」「プロセスの総体」を指すのではないかと思います。

「乖離」とは、互いに「関連性」を有している(ところを目撃している)
とういところからスタートしていなければなりません。

コップと水の間にあった因果関係を知らない=目撃していない者にとって、
両者は最初から独立した、全く別々な無関係なものであって、
この第3者が体験した状況においては、「乖離」という言葉すら当てはまらないのです。

※ この第3者の存在は、説明上不要かもしれません。
   しかし、この「乖離」という概念と、
「単に別々なもの」との「違い」を理解しやすくするためには、
 違う状況を経験する2種類の観察者の認識の差を比較する必要がありました。

paruKKK13.gif
改造画2−2

脱線しすぎないうちに、話を元に戻しますと(笑)

「改造・リッピングgif画構想④」において、

「対象(人物)=動くもの」
「背景=動かないもの」

として作業進めていくのが良い、と申しました。

しかし、実際に対象を捉えるカメラは、
対象を拡大して撮影したり、縮小(以後「拡縮」と表記)して撮影したりします。
それに伴って、もちろん背景も拡縮されます。当たり前です。
さらに言うなら、左右に上下に動きます。手ぶれもあるでしょう。

しかし、構想④の方法によって作業を進めていくと、
数ある画像から、1つの背景を選び出し、対象を切り抜いて、白抜き部分を埋め合わせ、
その1枚のみを「バック」として使用しますから、
対象が拡縮していったときに、
その1枚との間にどうしてもサイズのズレが生じてしまいます。
対象のサイズは変化するのに、
背景のサイズは「そのまま」変わらないということです。

annaK13_20141209160253e49.gif
原画2

原画1と改造画1−2を比較してみてください(原画2と改造画2−2も同様です)
原画は、どこかの寝室で、騎◯位っぽいポーズを取った杏南さんを、
カメラが段々と後方へ引いくように撮影されています。
当然、後ろにある背景も対象と同様に、カメラの引きに従って縮小していきます。

ところが、改造画1−2(改造画2−2)では、
杏南さんのみが、縮小していって、背景はそのままのサイズ。
これだと、まるで寝室の絵が描かれた壁をバックに、
お馬さんパコパコ♡しながら「お相手♡」とともに台車に乗って、
後方移動していくかのように見えます。

こんな不自然な状況はまず考えられませえん(笑)
また、このようなマニアックなプレイも聞いたことがありません(笑)
こういった不自然な状況は、鑑賞者に必ず違和感を残します。

maiKK14.gif
前期改造時(ベッドは固定)

つまり、杏南さんさんは寝室にいるようには見えないのです。
壁紙をバックに撮影しているか、どこか別の場所で撮影して、後から別の背景を合成した、
そんなふうに見えてしまうのです。

原画を見て編集をした私は、
これが寝室において撮影されたシーンであることを知っています。
今、原画を見ているみなさんもそのことを知っています。

しかし、私がもしこの原画をみなさんに提示しなかったら?
おそらくみなさんは、上述のような印象を抱くのではないでしょうか?
対象と背景の「関連性」を知らないとこになりますから。

この「絵」を作り始めた時は私も気づきませんでした。
しかし、作業を進めていくうちに、拡縮していく対象を編集しているうちに、
対象と背景のサイズに、徐々に「差」が出てくることに気づきました。
また作業を進めれば進めるほど、その「差」はより大きくなるであろことを。

maiKK14_201412050808437b0.gif
後期改造時(ベッドが振動)

つまり、この時点で「乖離」現象はすでに始まっていたということです。
初めは気付かないんですが、作業を進めていくうちにだんだん雲行きが怪しくなり、
「最後はやっぱり」といった感じで、
見事に対象と背景の、原画にはあったはずの「一体感」が喪失しているのです。
動画にして連続で見ると、その傾向はより顕著になります。

ならばせめて、背景を対象の拡縮に合わせて、
同様に拡縮しなければならないということです(改造画1−1、2−1)

※ 改造画3は、「乖離」現象が最も顕著に現れた失敗作です。
   ベッドと人物が完全に無関係な状態に見えます。
   別々の場所で撮影して合成した、そんな印象が拭えません。
   成功例との比較がしやすいので、今回あえて掲載させて頂きました。
   ちなみに、対象を切り抜いて、白抜きになった部分を埋めていくという編集を、
   すべての画像に施せば、この問題は解決するのですが、
   それは、膨大な作業量になるばかりか、
   埋め合わせ部分の背景を、画像間で滑らかに繋いでいくということが、
   ほぼ不可能になります。
   これは、埋め合わせ、つまりコピースタンプツールによる「塗りつぶし」作業を、
   すべての画像において、色、明るさ、位置、彩度等々
   寸分の狂いもなく全く同じようにピタリと一致させなければ、
 動画で繋いでみた時に、変なズレやチラつきが出てしまうということです。
 画像間での拡縮の度合いも計算にいれて行わなければなりません。
 こんなことは絶対に無理です。神技に近いです(笑)

annaKK05.gif
改造画3(乖離が最も激しい失敗作です)

そして問題が、もう一つあります。

前回の「改造・リッピングgif画集❶」に掲載された、
西田枚麻衣さんの正◯位のgif画ですが、現在掲載されているものは、
最初に提示したものと違って、少し改良を加えたものです。
最初に掲載した画は、西田さんの体を支えるベッドに全く変化がありませんでした。
(前期改造画)

しかし、背景といっても、自然の風景や建築物と違い、
対象の体を支えるベッドは、対象の運動によって負荷を受けるのであれば、
なんらかのリアクションがあるはずです。
しかもこの場合、簡易ベッドですから、構造が簡素な上に、通常のベッドに比べ軽いので、
ベッド全体が揺れ動いても不思議ではありません。
ですから、体が上下左右する動きに合わせて、少し揺れを加えてみました。
(後期改造画)

annaK05.gif
原画3

つまりこの場合は、対象と背景との間に、
もう一つ「中間領域」を設けねばならないのです。
上述の例題で言いますと、Case2ー⑤における、
第3者への経緯の「説明=伝達=中継」がこの「中間領域」にあたります。

準背景、準対象とでもいいましょうか、
対象のように活発には動きませんが、背景のように「完全固定」ではない、
対象の動きに合わせ、なおかつ対象とは「違うスピード」で動く、
対象と背景の「狭間」に挿入され、両者を分かちながら連絡する役目を担う、
「ミドルエリア」が必要ということ。

「対象 → 準背景(準対象) → 背景」

という新たな構成が成り立ちます。

今後のgif画製作は、このような視点も考慮に入れながら、
作業を進めねば、「絵」のリアルさは増していかないでしょう。

「精度を高める」というのは、こういうことなんです。
そして、これが「乖離」現象を考察していって得られた、今回の成果であります。

annaKKK03.gif
改造画4−1(対象とともにベッドも動く)

この点を考慮に入れ、
改造画1−1、2−1より、もう1歩先へ進めて作成されたのが改造画4−1です

原画4を見ると、杏南さんの微妙な揺れと体の圧力に合わせて、
ベッドが若干膨らんだり、凹んだりしています。
簡易ベッドと違って、ダブルの重たいベッドでしょうから、
対象の動きによって生ずる負荷はわずかですが、
それでも全く影響がないわけではありません。

改造画4−2は対象がクローズアップされるに従って、
背景となるベッドも拡大させておりますが、ベッドにかかる「負荷」を表現しておりません。
見ようによっては、石の壁に描かれた、なにかの絵画にもたれかっかって、
杏南さんが変なダンスをしているシーンにも見えます(笑)

annaKK03.gif
改造画4−2(背景を対象と一緒にクローズアップ ベッドは動かない)

それに対して、改造画4−1は、ベッドのクローズアップに加え、
ベッドを振動させ、わずかですがベッドに「膨らみ」と「収縮」を与えています。
これでも、原画2と比べると不自然さが残りますが、
正◯位時の激しい運動量を考えると、
このくらいの振動があったほうが、より迫力が出るような気がしました。

「絵」によっては、対象と背景を分離しないほうがいいこともあるでしょう。
しかし、対象と背景の分離を行うと、
対象の部位1つ1つを改造しやすくなるという利点がある以上、
やはり、この方向で精度を高めていくほうが、
今後のgif製作にも有益であると思いましたゆえ、
今回もその方向で作業を進めさせていただきました。

annaK03.gif
原画4(対象ととものベッドがわずかに揺れ動く)

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Category : 背景と人物
Tag : 今野杏南
Posted by グラオナ最高 on  | 4 comments

-4 Comments

グラオナ最高 says..."Re: タイトルなし"
> GIFって色んなことできるんすね!
> 面白いっす!

コメントありがとうございます!
毎日毎日こんなことばっかやってま〜す♡
ハマるとやめられません♡
2014.12.11 22:57 | URL | #- [edit]
柏木ヌキ says...""
GIFって色んなことできるんすね!
面白いっす!
2014.12.11 21:54 | URL | #- [edit]
グラオナ最高 says..."Re: タイトルなし"
> 面白い考察と図式ですね!
> 「中間領域」「準〜」なんて言葉は、
> 物事の有り様を「現象」として捉えていなければ出てこない言葉だと思います。
> この図式が高密度化してさらに多くの言葉が挿入されていくと、動画もリアルさが増していくんでしょうか?
> 勉強になりますよ!


本日もコメントありがとうございます。

ご指摘の通りです!
対象=人物を「スタート」と考えて、背景を「ゴール」とするなら、
この2つを繋ぐ道筋に、どれだけ「中間領域=言葉」を増やせるかで「絵」の精度が左右されます。

対象:背景

と、明確に分離してしまった両者(「両端」と言ってもいいかもしれません)に、
いかなる「ブリッジ」を掛けて連絡していくか?
本記事の争点及び今後の課題はそこにあります。
2014.12.10 01:15 | URL | #- [edit]
わしのジョ〜 says...""
面白い考察と図式ですね!
「中間領域」「準〜」なんて言葉は、
物事の有り様を「現象」として捉えていなければ出てこない言葉だと思います。
この図式が高密度化してさらに多くの言葉が挿入されていくと、動画もリアルさが増していくんでしょうか?
勉強になりますよ!
2014.12.10 00:57 | URL | #- [edit]

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